昔失くした斧が山に落ちていました。
ただサビサビで使えなさそう……。
それをきれいに復活させ、薪を割れるようにします。
失くした斧見つかる
子どもの頃、おじいちゃんと弟と私の三人でタケノコ狩りに山に入った時に斧を落としてしまいました。その後、何回も探しましたが、今まで見つからないでいたんです。
それが数十年前の時を経て発見されました。
こちらがその斧です。
見つかった斧は金属の部分だけ。柄は腐り落ちたみたいです。
しかしひどいサビですね。十数年も地面に転がっていれば仕方ないと思いますけれど。
腐食のせいで表面はぼこぼこしていますし、刃も欠けてしまっています。
実はある程度マイナスドライバーでサビをかき落とし、砥石で多少磨いています。
でも元に戻すには途方もなさ過ぎて、途中で投げていました。
せっかく見つかった斧ですけれど……。
ディスクグラインダーでサビ削り
一旦諦めていたサビた斧ですが、復活させられそうな工具を私は持っておりました。
ディスクグラインダーです。
- 削る工具:ディスクグラインダー
円盤状の砥石を高速回転させて、主に金属を削ったり、切断したり、塗装をはがしたりするために使われます。
金属を削ることのできる工具ですので、斧のサビを削り落とすのにも使えるはずです。
作業手順
1.表面をあらかた削り飛ばす
ざっくり削って表面をきれいにしていきます。
サビた斧にディスクグラインダーを当てると、赤茶色の粉がぶわっと舞ってちょっと楽しい。
しかし気を引き締めないといけません。ディスクグラインダーは非常に危険な工具。事故だけはしないよう気を付けます。
2.欠けた刃は削り飛ばす
腐食ででこぼこしていた刃は思い切って削ってしまいます。
すると当然刃がなくなって鈍らとなりますが、研ぎ直せばいいです。
今、この刃に指に当てても全く切れません。
3.鉄粉を洗い流す
- たわしでこすってきれいに
削って斧に付いたサビの粉を水で流し、たわしできれいにします。
水で濡れた斧は、一応乾かしてから油を塗って仕上げています。あとは刃を研げば、斧として復活を果たせるはず。
刃を砥石で研ぐ
刃を再び切れるようにするまでに研ぎあげるのには、それなりの根気が要ります。
- 2日研ぐ
水に浸した砥石に斧の刃を当てて、同じ動作の繰り返し……。
1日数時間ずつ砥石に向き合いました。
ひたすら研いで、ようやく刃が復活しました。
試し斬り
- 柄をつける
適当に見繕った木の棒を差してみました。
これもディスクグラインダーで斧に嵌るように削っています。
ちゃんと切れるのか、薪割りで確認してみます。
節に引っかかって止まるも、ちゃんと薪が割れました。
まあ、この薪に使い道はあまりないのですけれどね。十年くらい前は薪で沸かすお風呂が現役でしたが、さすがに今では給湯器で全自動です。
思い出の斧が復活した。その事実だけでとりあえずは満足です。
最後までお読みくださりありがとうございました!
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