ある時、無性に田舎パイが食べたくなりました。
ちょっとバイク飛ばして買いに行こうとして、ふと、自分で作ってみればいいんじゃないかと思いつきました。
田舎パイについて
田舎パイはシャトレーゼで販売されている和菓子です!
いや、パイ生地に包まれているお菓子なら洋菓子なのかと思わなくもないですが、公式では和菓子のカテゴリーに入っていたのでそれに倣っています。
ともあれ、私は田舎パイが大好きです。
ほろほろ崩れるような、しっとりとしたパイ生地。
それと、あずき・さつまいも・かぼちゃなど中に包まれている素朴な餡との組み合わせが絶妙なんですよね。
一個100円で買えちゃうお手頃さもあって、お店に寄ったら大体買っています。
田舎パイ作り
パイ生地の作り方は、
- バターを生地に折り込んで層を生み出す折りパイ(いわゆるパイシート)
- 生地に練り込んだバターの粒が層になる練りパイ
この2種類ありますが、今回作るのは練りパイです。
田舎パイのほろほろ崩れるようなあの食感は、多分練りパイだと思うのです。
練りパイ
- 薄力粉 …… 120g
- バター …… 60g(無塩)
- ※卵液 …… 50ml
- 砂糖 …… 10g
- 塩 …… 少々
フィリング(具材)
- あんこ …… 300gくらい
※卵液は、全卵と水を1:1で割ったものです。
ちなみにあんこは業務スーパーの安いやつ。
練りパイ生地作り
まず練りパイを作っていきます。
バターを固形のまま粒状にしたところが層になるので、溶けないように冷たい状態で作業していきます。
1. 薄力粉・砂糖・塩を混ぜておきます
- ふるっておくと間違いなさそうです(でも、しなくてもできました)
2. 粉の上で、バターを細かく刻んでいきます
- ゴムベラなどを使って、豆粒くらいの大きさまで!
3. バターと粉をすり合わせます
両手ですりすりしていくと、全体的にボソボソとしつつ黄色く色づきます。


4. 卵液を少しずつ加えて生地をまとめます
- 手でこねていきます
手の熱でバターが溶けるので、サッとこねていきます。
5. 冷蔵庫で生地を休ませます
- こねたりして温まった生地を冷やします(2時間くらい)
田舎パイの成形から焼くまで
作った練りパイの生地であんこを包んでいきます!
1. 8等分にした生地を丸くのばします
- 打ち粉はたっぷりと
バターたっぷりなのですぐ台や手にくっついてきます。
- 1mmほどの厚さで、直径10cmくらいにします
2. あんこを乗せて包みます
固めのあんこが包みやすいです。
- 中華まんのように周りからひだを寄せていくようにします
最後、とじ目はしっかり指でつぶしてとじます。


3. とじ目を下にひっくり返して形を整えます
平たくつぶしたら、まんじゅうの形!
4. 天板に並べて表面に卵液を塗ります
こんがりいい焼き色を付けるため。
余った卵液を使いました。


5. オーブンで焼き上げます
- 180℃に予熱しておき、20分ほど焼きました
(15分だと焼き色が足りなかったので、5分延長)
焼き上がりです!
色が良くて丸っこいのでちょっとかわいらしい。
意外とサクサク、あんこぎっしりです!
焼きたてを試食してみました。
断面が見たくて包丁を入れると、ざくっとした感触が。
ちゃんとパイとして焼きあがってくれたようです。
まだ熱いうちに食べたひと口は、びっくりするほどサクサク!
知っている田舎パイのあのしっとりほろほろした感じとは全く違いますが、出来立てならではのこの感じもすごくおいしい!
後日、冷めた状態で食べたらけっこう田舎パイに近い味になってくれました。
ただあんこが量産既製品クオリティなので、本家と比べるとどうしても見劣りしてしまいますけれど。
これを食べた母からはおいしいと前置きのあとで、「くるみを入れてくれたら良かったのに」と一言。
確かにくるみ入りはアリですね!
なんか、くるみ味の田舎パイもあったような気がしますし。
どうして私は思いつかなかったのかと少し後悔しました。
最後までお読みくださりありがとうございました!
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