のんびり作業したせいもありますが、工期は全て合わせて一か月かかりました。
はじめはカーポートのつもりでしたが、今のところは物置として使っています。
今回は建築編です。過去の記事はこちらから。 ↓
基礎の上に柱を立て、軒けたを乗せる
束石(基礎)に埋め込んだアングルを利用し、柱をネジ留めします。
ハードオフで安く購入してきましたインパクトドライバーを使用。
下穴用に、ホームセンターで木工ドリルビットも購入。


倒れない程度には安定しています(押すとグラグラします)。
一応、柱の上に木材を架け渡し、釘で固定しました。安全のために。柱を直立させたままだと倒れるかもしれません。ただ、4mもある木材なのでさすがに湾曲しますね。


↑ 水泡がやや左寄りになっています
水平器をのせてみると……若干、傾いています。
もともと傾斜のある土地でした。しかも水平にならしていないので、誤差が出るかもとは思っていました。学生以来の三角関数など使って、測量はだいぶ慎重にやったのですけれど。束石は手作りですし、木材をのこぎりで切ったりしてますし、なにより素人なので、まあ出ますよね、誤差は。たぶん大丈夫です。
この上に軒けたを乗せます。屋根の重みを支える部分です。
実家の軒下を観察したら、重い方が安定するということなのか、ごつい木材が使われていたのでそれを倣います。
適当な廃材がありませんでしたので、2m強の角材を組み合わせます。


鉋がけして調整を重ねることで、そこそこきれいに組み合わさりました。
ちなみに、下から長い釘で打ち付けて固定しました。
あとはすでにある構造を利用。太い鋼線で鉄筋に柱を括り付けました。これで全く微動だにしなくなりました
ここまでの工程が完了した図
梁と垂木を足して骨組み作り
建築用語についていまいちわかっていない私なので、梁と桁の区別があいまいです。とにかく木材を追加して強度を高めていきます。
4mの長さが必要なのですが、ちょっと短くて足りない。
知識さえあればもっとスマートにできそうですが、私は次のような解決をしました。
- まず柱をくり抜く(マイナスドライバーと金づちで)
- くり抜いた穴にL字の接手をはめ込み、釘で固定
- 強度が不安なので、接手の下に支えとして角材を置く
- ちょっと削って水平になるようにする
接手と木材の間に空いた隙間には端材を打ち込んで埋めてもいます。
強度はばっちりです。上に乗ってもびくともしません。
ここもセオリーから外れた部分かと思います。
屋根に筋交いを渡しています。普通はこんな斜めに木材を架けたりはしないところをあえてそうしてみました。押すとグラグラ動く柱が不安でしたので。対角線で軒桁を繋げば、それぞれ引っ張る力が働いて動かなくなると考えました。


交差する部分は丁寧に計測し、のこぎりで切り出して組み合わせました。
とりあえず微動だにしなくなりましたので、効果はあったと思います。
だんだん建物らしくなっていきます
垂木を足します。屋根の土台のなるところです。
軒桁を削った上に、垂木を乗せて釘で固定します。
これで骨組みはほぼ完成。
貧弱そうに見えますが、私が乗っても折れたりしません! 木材強い!
ここまでの工程が完了した図
屋根を敷く(野地板・トタン)
野地板を張ります。屋根の下地になる板です。40x200cmくらい木の板を使います。
廃材で寸法もまちまち。ぴったり収まらないので板を重ねて隙間を埋めます。しかし上から順に板を打ち付けてしまったので、雨が降ったら水が溜まりそうな段差ができてしまいました。せめて下から順でやるべきでしたね。劣化が早まってしまいそうですけれど、この上には後でトタンを敷くから大丈夫です、おそらく。


強度が高まるかと思って、縦方向にも板を張ってみました。でも普通はしないみたいです。あくまで素人考えでのことです。
そして次、板敷きの屋根にトタンを張ります。
まずはディスクグラインダーでトタンを必要な長さに切断。砥石を高速回転させて、削ったり、切ったり、はがしたりなどする工具です。切断砥石の”秀吉”をお供に、参ります。


めっちゃ火花出ます。それとグラインダーの駆動音といい、切られるトタンの悲鳴といい、かなりの爆音です。でも金属だとは思えないくらい、スパスパと切れていきます。あっという間に6枚切り終えることができました。
一仕事終えた”秀吉” 哀愁漂います。
トタンなどの波板専用の傘釘。
頭の方が広く傘のような形のこれを金づちで打って、トタンを張ります。
それよりトタン板って重いので、屋根の上に乗せるのがけっこう大変でした。


全面がトタンで覆われました! これで屋根の防水力も心配ありません。
木を避けて一か所くぼんでるのがポイントです。
ただ、廃材で色あせていますし、ペンキの塗りなおしをしたいところですが、それはおいおい。
柱を追加する
やはり梁が4mもあってその間に柱がないと、沈んでたわみますね。いちおう屋根に乗っても壊れませんでしたけれど、時間が経った後でどうなるかわからないので補強しておきます。
写真で見ても、真っすぐではないのがわかりますね。この間に柱を立てます。
まずは基礎です。以前やった生コンを配合して自作の基礎を作る……のは今回はパスします。たった一か所のためだけに、少量の生コン作るのはさすがに効率が悪い。
なのでホームセンターで買ってきました。
商品名:羽つきピンコロ (1300円くらいでした)
名前がなんだか、かわいい。それに2mの柱の基礎とするには、ちょっと小さめですが……。まあいいんじゃないでしょうか。補強するだけですし。
では、このピンコロを設置するための穴を掘ります。前に使ったつるはしをどこにしまったのか、見当たらなかったので鋤を使いました。多少の根っこは貫いてしまうし、砂利だらけの地面でもさくさく掘れてしまいました。鋤のパワーがすごい。


穴ができたところで、底に砕石を敷き詰めて、ピンコロを置きます。
穴の周りを埋めて、重たい木づちで叩いて地面を固めました。これで基礎はOK! だいぶ手抜きです。ちなみにスマホの計測アプリで水平にしています。
iphonにデフォルトで入っていたアプリ。 ↓ こんなやつです。
次は柱になる角材の用意です。廃材から適当な長さのものを選んで基礎から梁までの長さを計測し、それに合わせて切ります。のこぎりでぎこぎこと。足りないと困るので実測値より数ミリ長めに切りました。あとで調整できますしね。
ドリルで下穴をあけ、インパクトドライバーでピンコロにネジ留め。


梁と柱の固定は、2枚の折板で。ピンコロと一緒に買ってきました。
強度はそこそこで1枚200円くらい。安い!
いい感じにできました。これで本当の完成!
壁は張らないつもりです。
最後までお読みくださりありがとうございました!
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