コンクリでカーポートの基礎作り。
ド素人が色々と調べながら、なんとか形にはできたというまとめです。
柱の基礎を自作してみる
カーポートなどの大きなものを建てる場合、簡単に倒壊させないための基礎が必要です。
それは素材がパイプでも、鉄骨でも、木材でも同じ。
木材の基礎は束石というらしく、これはホームセンターでも売っています。
実際に私も見てきまして、初めはお手軽にそれでやろうとしていました。
束石は、雨など地面からの水気で木材が腐らないようにする役割もあります。
ですが予定地の立地が悪いのと、敷地が極狭なのとあって、検討してみましたが実用的ではなく断念……。
少しでも空間を広くとるために、基礎(束石)も自作してみることにしました。
まずは穴掘り
調べたところ、柱を立てる場合はその長さに応じて地面を掘り下げて、ある程度は埋める必要があるようです。
柱の長さの1/3ほどあると安心らしい。
2m以上の柱を立てるとなると――60cmは欲しいところです。
柱は4本立てる予定なので、掘る穴も4つ。
つるはしで土を耕して
スコップと手で柔らかくなった土を掘り出しました
穴掘りって……思ったより重労働ですね。腰が痛くなりそう。
小学生だったあの頃、砂場で遊んだ記憶がよぎったりもしましたが、そんなのは疲労感がすごくて一瞬で過ぎ去りました。
型を組む
束石自作するための型作りです。
- 掘った穴に合わせた木の板を用意して
- 釘で打って留めるだけ
ここにコンクリートを流し入れて、四角い基礎を形作るわけです。
ちなみにコンパネ(コンクリート型枠用合板)という専用の建材もありますが、使っているのは普通の木の板(廃材)。
なので、板を外す時に剥離させやすくするための工夫が必要です。
- 型枠の内側に灯油を塗っておきました
周りに障害物がない2か所
ここは簡単にできました。
難しかった残りの2か所
- 石垣に沿わせる基礎
石垣は隙間だらけで、一応型を作ってみても間から漏れ出しそうで。
木の皮などで空いた隙間を埋めてみることに。
あとは地面からせり出す形になるので、どうしても石垣から型枠が浮いてしまう。
それは鉄の棒で押さえつけて固定させました。
- 木の根元に作る基礎
まず、緑の茂み(名前忘れました)が邪魔で作業しにくい。
それに根元ということで、やはり根っこと幹も邪魔になってきます。
それら障害物を避けるように、型の形を調整していくのには苦労しました。
だんだん工事現場のようになってきました。
型にコンクリを流しこむ
木板で組んだ型枠にコンクリを詰めていきたいと思います。
- まずはコンクリ作り
買い置きしていたセメント2袋。砂4袋。砂利4袋。
足りない分は山から拾ってきます(家の裏手が山なんです)
これらをブレンドさせて、コンクリートにします。
- 比率は、砂利・砂・セメント:4・2・1
(手抜きでちゃんと量っていませんが……)
- 手押し車に入れて、水を入れて練ります
比べるのもおかしな話ですが、普段やっているお菓子作りと似たような作業だと思いました。
ただそこは土石。すごく重たい。
- いい感じに混ざったら型に流し入れます
スコップでどぼどぼとコンクリを落としてから、左官職人さんが持つようなコテで平らにならしてみました。
水平を見るのにはスマホの計測アプリ(iphoneにデフォルトでインストールされているやつ)が役立ちました。
写真ではちょっと傾いていますが、あとで直しています。
- 金属板も埋め込みます
羽板と呼ばれる、柱を固定するための板です。
ホームセンターで買ってきた1枚700円くらいの極厚アングルを使っています。
だいたい1週間くらいで固まるらしい……待機。
型を外す――完成
表面は固まっているし、もういいかと思いまして。
まだ5日目ですが基礎の型枠を外してみました。
- 周りの土を掘り起こし、型枠外し
板に塗った灯油がちゃんと剥離剤として機能して、すんなりと剥がれる。
コンクリートしっかり固まりました。
- 周りを土で埋めて、叩いて固める
掘り返した分を埋めて、でっかい木づちで叩いて固めました。
これで完成です。
しかし力作業は体にこたえますね……
外した型枠たち。
最後までお読みくださりありがとうございました!
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