おすそわけに無農薬で育てられた夏みかんをいただきまして。
せっかく皮まで安心して食べられるので、オランジェットを作ろうと思い立ちました。
オランジェットとは
柑橘の皮を甘く煮て、ドライフルーツのようにしたのがオレンジピール。
オランジェットはオレンジピールにチョコレートをかけた、フランスのお菓子です。
柑橘とチョコレートの相性は抜群!
日持ちもするので一回作っておけば長く楽しめます。
オランジェットのレシピ
- 夏みかん(の皮)…… 2個分(約200g)
- 砂糖 …… 160g
- チョコレート …… 70g
オレンジピールは柑橘の皮と砂糖だけで作れるし、オランジェットにしてもそれにチョコをかけるだけ。
材料はたった3つです。シンプル!
チョコレートはハイカカオのものを使います。
まずはオレンジピール作りです
3つの手順で作れます。
1. むいた皮を水にさらしたり、何度も煮こぼして苦みを抜く
2. 砂糖で煮る
3. 1~2日、乾燥(オーブンやレンジでの加熱でもOK)
とにかく皮の処理をして苦みを抜いていきます。
ジャムの作り方にも似ていますね。
1. むいた皮を水にさらす
- できるだけ大きくきれいに皮むき
夏みかんの皮をむくところから、オレンジピールの出来栄えに影響します。
だから皮むきといえど慎重に。
――と思っていたら、母が夏みかんを適当にむいてしまっておりました。
仕方ないので、できる限りきれいに切りそろえてみてみます。


- 半日、皮を水にさらす
皮の苦みを抜きます。
朝から夜に、水にさらしていたボウルからは柑橘のさわやかな香りがしていました。
- 酸っぱい夏みかんの実の部分は……
はちみつを振りかけて軽く漬けました。甘くなって食べやすくなります。
でも、べつに私は酸っぱいの好きなんでそのまま食べても良かったですね。
2. 鍋で3回煮こぼす
- 鍋に皮が浸るくらい水を張り、沸騰してから3分煮ます
これを3回繰り返し、徹底的に皮の苦みを除きます。
1回煮こぼすごとに、強烈な柑橘の香り。これが、苦み?
と思って調べたら苦みの元はリモニンなどのリモノイドという成分に由来しているっぽいです。似た名前ですが、よく聞くリモネンとは違うみたいですね(だから何、という)
3. 甘く煮つけます
- 砂糖で弱火でコトコト40分くらい煮ます
皮が半分つけるくらいの水を入れ、煮飛ばしていきます。
160gと大量の砂糖を使いますが、これでも少な目。私が薄味党なので。
皮と同量の砂糖を使った方が日持ちも良いです。
ここでブランデーなどの洋酒をまぶすと、大人っぽい味になります。
4. 乾燥させます
- 天板にオーブンシートを敷いた上に1つずつ並べます
砂糖で煮た皮はけっこうベタベタしていて、箸にくっついてきます。
なかなか地味で時間のかかる作業……。


ぎりぎり天板1枚で並べられました。
右下のお皿は、鍋に残った蜜をゴムベラでこそぎ集めたやつです。
マーマレードみたいな、さわやかな風味がしておいしいのです。あとでパンに塗っていただきます。
- 冷蔵庫に入れ、1~2日かけて乾燥させます
150℃程度の低温オーブンで10分くらい焼いて乾かす時短ワザもありますが、その場合は焦げないように注意です。
二日後!
オレンジピールとしてはこれで完成!
↑ これは、小さすぎるかけらとか、形をそろえた時の切れ端を集めたやつ。
ケーキに入れたりなどして使います。
後日、ガトーショコラに入れました。
チョコレートでコーティング
1. チョコ湯せん
「そうなんです。」不二家のハイカカオチョコレートです。


- 包丁で刻んでから湯せんで溶かします
お湯の温度は40℃くらい? 温度計はないので肌感覚。
チョコにつける
- オレンジピールをチョコフォンデュみたいにします
この作業が一番楽しいです!
オーブンシートに並べ、冷やし固めたら完成です!


冷蔵庫に入れたらすぐ固まります。
全部つけをスタンダードとして、ちょっと先を残したやつもオシャレな感じでいいですね。
小さいのは普通にオレンジピールとしていただきます。
出来上がり!
カップに入れてみたら、いい感じです!
爽やかで甘すぎない!
パリパリチョコの中には柔らかいオレンジピール。
味わいは、爽やかなところにチョコのコクが合わさった感じ!
柑橘とチョコレートは、なんでこんなに合うんだとつくづく思いますね。
ウイスキーとかのおつまみにも合いそうす。
甘すぎない。健康にも多分いいでしょう。近くに置いておくとついつい手が伸びてしまいますよ!
(2023年4月3日のブログをリライトしました)
最後までお読みくださりありがとうございました!
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