電気柵の下に敷く、古くなった防草シートをはがしたブログ
電柵とは?
電柵(電気柵)というのは、畑にサルやイノシシなどの野生動物が入ってこないようにするための柵で、名前の通り電気が通っています。この柵に触れた動物に電気ショックを与えて驚かせることで侵入を防ぎます。
触れてもビリっとする程度の電気ショックで、動物を傷つけたりはしません。けれども、私が誤って触れた時は心臓が跳ねるくらいの衝撃がありました。もう二度と触りたくないと思いました。きっと野生動物にとってもそういう心理が働くことでしょう。
電柵にかかっている電圧は、およそ6000~8000V(ボルト)! 家庭用コンセントが100Vだと考えるとかなり高いように思いますが、冬場にドアノブを触ろうとする時の静電気でも10000Vくらいあるらしいですよ。


古い電柵の防草シートはがし
電柵に伸びた草が絡まると、その草から漏電して電圧が下がり、電気ショックの効果が下がってしまいます。なので電柵の周りをこまめに草刈りするか、防草シートを敷いて対策などする必要があります。
防草シートはその名の通り、地面から草が生えにくくなるシートですね。
つい最近、老朽化のため新しい電柵に入れ替えをしたのですが、古い電柵の下に敷いていた防草シートをすぐに撤去できず、そのままに残してありました。今回はこの防草シートをはがしていきます。
10年以上は経過していると思うのですけれど、周りから生えてきた草と土でシートが埋まりつつあります。所によっては、防草シートを貫通して草が生えていたりもしています。この黒い防草シートは、金属製のU字ピンと、樹脂のペグで地面に固定してありますので、撤去の前にまずこれらを抜いていかないといけませんが、半ばシートが埋まっているせいでパッと見てもどこにペグがあるのか分かりません。
積もった土や草を取り除きながら探します。


U字ピン・樹脂ペグを見つけました。鉄の棒を使って、その辺に落ちてた大き目の石を支点に用い、てこの原理で抜いていきます。U字ピンの方はすんなり抜けてくれますので楽でした。
荒地に差したペグを抜くのが大変でした
キャンプでテントを張るのに使いそうなペグ。こいつがなかなか抜けなくて厄介です。支点にしている石の方が、てこの力に負けて先に割れるくらいです。固定力がすごいせいで、一本抜くのにも相当な労力を要します。


思いっきり力を込めていたら、ペグが折れてしまったのもあります。すべての力をペグに集中させていた私は、急にとっかかりを失って背中から地面を転がりました。幸いケガはしませんでしたが……土と草の上に寝っ転がって空を見たのは数十年ぶりでしたよ。
折れたペグの先を、土中に残しておくのは環境によろしくありません。仕方がありませんのでスコップで掘り出すことにしました。
発掘されたペグの先には、返しがついているうえに、岩交じりの地層に強引に打ち込んだためか先が曲がっていました。道理で、これは抜けないわけですね。
午前中まるまる使って、防草シートをはがしきることができました。抜いたU字ピンとペグは、ちゃんと数えてはいないですけれど、多分20本を超えると思います。
けっこう汗をかきましたし、ペグが折れた時に土にもまみれたので明るいうちからお風呂入ってきた、そんな1日でした。
(2023年3月のブログをリライトして上げ直しました)
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