タンスの引き出しが壊れていまして。
簡単に直せそうですのでトライしてみました。
引き出しの構造
引き出し各部にはこんな名称がついています。
壊れた引き出しの状態
- 前板が外れていた
前板はその名の通り、引き出しの取っ手が付いた板の部分です。
それが外れていました。
でも、きれいに取れているので直すのは簡単そうです。
- 側板が割れている
引き出し横の板・側板。それが割れています。
レールを通すための溝から、まっすぐ板の下まで縦に亀裂が走っています。
素材は※パーティクルボードのようですから、湿気が原因で割れたものだと思われます。
※パーティクルボード
「パーティクル」という言葉には、細片や小片といった意味があります。その言葉の通り、パーティクルボードとは木材の細片やチップを固めて作った板です。
割れた板が広がり、膨らんじゃってますね。
なので、まずはそこ真っすぐに戻さないといけません。
- ダボにボンドが付いてない
ダボとは木材を繋ぎ合わせるための、円筒形状の突起。
接着剤のない状態が強度不足に繋がっていた可能性があります。
板が割れた原因にもなっているかもですね。
引き出しの修理をしていきます
1.割れた側板の修理
- 亀裂にボンドを入れて固定
固定には※「パイプレンチ」を使いました。
本当はクランプ(板などを挟む、あるいは押し広げ固定する工具)があればよかったのですけれど。
なかったので適当に挟んでおける工具で代用しました。
※パイプレンチは配管工事に使用される工具。
- ボンドの乾燥待ち
このまま風通しのいいところで数時間放置して、ボンドが乾いて固まるのを待ちます。
乾いたら、まずは側板の修理が完了です。
2.前板をはめ込む
- ダボとダボ穴にボンド
忘れずに塗っておきます。
ここも壊れた一因かもしれませんので。
- 前板をはめ込む
そしてまたボンドが乾いて固まるまで待機です。
側板のヒビ割れは直してありますが、念のためにまた固定しておきます。
挟める余地が少なくてパイプレンチが使えず、今度はモンキーレンチで。
固定しておく力は弱いのですけれど、まあ保険みたいなものなのでヨシとします。
修理完了です
そして夜。
壊れた引き出しは、すっかり元通りです。
乱暴にしたってもうびくともしません。
ボンドの乾燥には時間がかかりましたが、作業自体は簡単にできました。
最後までお読みくださりありがとうございました!
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