畑に行ってきたついでに、ヨモギをつんできました。
これでヨモギ団子を作ろうと思います。
家が山のふもとなのであちこちに生えているのですが、畑の脇にあるヨモギはよく育っています。栄養豊富な土壌ゆえでしょうか。ただ少々時期が遅く、ほとんどの葉が大きく成長しきっていました。本当は新芽をつむのがいいのですけれどね。
ヨモギ団子
- ヨモギ …… 80g
- 重曹 …… 10g(あく抜き用)
- 上新粉 …… 200g
- お湯 …… 180g
あんこ
- 小豆 …… 300g
- 砂糖 …… 200g
- 塩 …… 3g
(重曹ですが、今回はベーキングパウダーで代用)
ヨモギ団子作り
ヨモギをすってペーストにする
重曹を溶かしたお湯で煮て、ヨモギをあく抜きします。
……でも、重曹が家にありませんでしたので、代わりにベーキングパウダーを使ってみました。ベーキングパウダーを溶かしたお湯は、白く泡立ち、シュワシュワと炭酸の抜ける音がしていました。(汚ない絵面ゆえに写真は割愛)
あく抜きはちゃんとできました。
煮て水を絞ると、こんなにコンパクト。
すり鉢で細かくしていきます。すり棒は麺棒で代用。


ごりごり……
……ファンタジー世界の薬屋さんになったような気分。
ごますりとかで、小さい頃は家でも出番が多かったような気がしますけれど、いつからか箪笥の奥に引っ込んでいたすり鉢。今、使っていること自体になにか言いようのない感慨があります。効率ならフードプロセッサーで一瞬です。どうして使おうと思ったのかと言えば、それもやっぱり小さい頃に見てきた風景だからです。自分もそうしようと思いまして。
あとは、こうやってゆっくり手間かける方が、適度に繊維が残ったりしておいしくなるような気もしませんか?
上新粉から餅つき
粉に少しづつお湯をなじませ、かたまりにします。
そこからピンポン玉くらいの大きさの玉を作り、20分蒸します。
中華鍋に水を張って、蒸し器を置く。その上に底の広い鍋を逆さにかぶせる。これが、我が家の蒸しスタイル。


餅のこどもが蒸しあがりました。
次は餅つきになります。臼と杵は使わず、ボウルを麺棒で。
ぺったん、なんて擬音はしません。どんどんどんどん、ですね。一軒家でよかった。アパートとかだったら怒られそう……。
ある程度形になったらすりつぶしたヨモギも加えます。


餅らしくなるまでにはけっこう頑張らないといけません。
滑らかになってきたら、ようやくよくある餅つきのイメージみたく、手に水を付け返し、つく。という感じになります。
小さく丸めなおし、くっつかないよう打ち粉しました。
中にあんこが入った餅にしようと、熱いうちに包んでみようと試みましたが、そうするには幾分餅が固い。また、あんこが緩めですぐに餅から零れ落ちてしまって、ボロボロになるので諦めました……。なんでも思うようにはいかないですね。
小豆を煮てあんこ作り
平行して小豆を煮て、あんこ作りもしていました。
ヨモギ団子にはあんこですよね。
金時豆のときは半日水にさらしておく必要がありましたが、小豆はしなくていいみたいです。水洗いしたのち、水から煮て沸騰させたら一度煮こぼします。再びたっぷりの水で、豆が柔らかくなるまで弱火でじっくり煮ます。


火が通ったら砂糖で味付け。圧巻の量です。しかしこれでもかなりあっさり目の味付けなのですよ……。通常のレシピなら小豆と同量の砂糖。小豆300gに対しては砂糖300g。この器からだときっとこぼれちゃうでしょうね。
砂糖は3回に分けて、1回ごとに10分かけて煮ます。一気に入れると豆が固くなってしまうとのことです。
できたあんこがこちら! たっぷり作りました。
タッパーに入れて保管し、ちょいちょいバニラアイスと一緒に食べたりとかさせてもらいます。
実食
団子をちいさくちぎって、あんこをかけました。
作ったヨモギ団子、いただきます。
ヨモギの風味がいいですね。さわやかで、独特な苦み。
私は好きなのですが、苦手な方も多いと聞きます。
あんこはあっさり目に作りましたが、ちゃんと甘いです
おいしかったです! 後味すっきり!
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おかげさまで少しずつ順位が伸びており、大変嬉しいです。
最後までお読みくださりありがとうございました!
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